ベルギー人は職の安定を望む傾向が強い?

ベルギー人は職の安定を望む傾向が強い?

欧州10ヵ国で実施されたアンケート調査によると、ベルギー人は72%が「現在の仕事を変えたくない」、20%が「積極的ではないが、転職に対してオープンな姿勢」、8%が「積極的に転職活動をしている」と回答した。

他国では転職希望の割合はより高い。ポーランド21%、イタリア、アイルランド16%、スペイン、スイス15%、スウェーデン、ノルウェー14%。

調査を分析した専門家によると、ベルギー人は職の安定を重要視する傾向があるため、解雇や望まない離職により精神的に不安定になる人が多いとのこと。身内に不幸があったときのように、カウンセラーを付ける必要があるという。

ベルギーでは、2014年に法律ができ、もし私企業の被雇用者が45歳以上の年齢で解雇される場合は、雇用主の責任において新しい就職先が斡旋されなければならない。アンケート調査で被雇用者はその施策に73%が賛成と回答したが、そういった制度があるという存在自体を知っていた人は6%にとどまった。

解雇に際しては、勤労年月によって事前通告の週数が定められている。(8年以降は13週間前)その際、理由も必ず伝えられなければならない。また、労働組合の代表者や妊娠出産で休暇中の社員など、解雇が厳しく禁止されているケースもある。(山)

 

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