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青い鳥11月号

読者の皆さんは、チョコレート工場に足を踏み入れたことはあるでしょうか? カカオ豆の甘く香しい匂いが鼻腔をくすぐると、なんとも言えない幸せな気持ちになります。

仕事柄、私はいろいろな場所に首を突っ込みます。印刷所のインクの匂い、ビール工場のモルトの香り、レストランのキッチンに漂う食欲をそそる料理の匂い。それぞれの場所で湧き上がる感情は千差万別ですが、チョコレートの甘い香りがもたらす多幸感は、なにものにも代え難いものがあります。

さて、今回はチョコレートブランド、CENTHO(セントー)をご紹介します。創業者のゲールトさんが奥様とともに自宅の小さなスペースで始めたこのブランド。名前は、二人の子どもの名前、娘のCentaと息子のThomasを組み合わせたものです。この逸話からも分かるように、家族の絆を感じさせるアットホームなブランドです。自分の家族や大切な人に、心から食べてもらいたいと思えるものしか作らない。そんな姿勢が、ものづくりの根底にあります。職人気質のゲールトさんは、自らの技術と感性でレシピを生み出し、現場で製造の指揮を執りながら、一つひとつの商品に仕上げていきます。

小さな宝石のようなチョコレートとなって私たちの手元に届くまで、カカオは長い旅を続けてきました。折しもデコスター親子は、メキシコにある農園の視察から帰ってきたばかり。

新作のプレス発表会では、カカオの生産現場の様子はもちろん、利益を還元して農村に学校を建てたり、井戸を掘ったりするプロジェクトについても語られました。原材料カカオの生産者とチョコレートの作り手は、より深い人間的なつながりで結びついているのです。

ベルギーのチョコレート職人にとって、日本も重要な場所です。朝から晩まで地道な努力を重ね、その成果をみんなで分かち合う特別な季節がバレンタイン。チョコレートは愛や友情の象徴です。デパートの催事場にはスターの登場を待ち望む多くの人々が列をなし、毎年の再会を喜び合います。地球の反対側で自分たちの仕事を待ち望んでくれるファンがいる。まさにチョコレートがつなぐ世界一周の旅といえるでしょう。

ベルギー青い鳥 編集長 山本浩幸

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【ブリュッセル】
在ベルギー日本国大使館、JUNKO ASHIDA美容室、euroHouse、スーパー田川、山優三辰、のんべえ大学、シーラ、はるちゃん、けんちゃん、パティスリー佐々木、Noriko Matsushita美容室、Akko Café 他

【アントワープ】
Het Natuurhuis、港、Les Saveurs de Yamada

【ゲント】
ずるずるラーメン

【ブリュージュ】
レストランたぬき

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