青い鳥8月号
「日本人は自分の好きなお洋服を着て自由に街を歩けるから、うらやましい」という言葉を耳にしたとき、意外な印象を受けました。カラフルなロリータ・ドレスに身を包む人は、ベルギーではたしかに少数派だけれど、自由を謳歌するヨーロッパ人こそ個性的な服を堂々と着ているイメージがあったからです。
取材を進めていくにつれ分かったのは、お人形さんのようなファッションに対する当地の反応は、ときにネガティブで攻撃的なものもあるそうで、社会の同調圧力が極めて高い日本のほうが、こと他人の服装については寛容な態度のようなのです。
ファッションには、それを下支えする精神性があると思います。明るくふわふわしたロリータ服にそんなバックボーンなんてあるの?と不思議に思ったあなたには映画『下妻物語』の鑑賞がおすすめです。(2004年、中島哲也監督、嶽本野ばら原作) 茨城県の下妻に住むロリータ・ガールの高校生、竜ヶ崎桃子(深田恭子)と、暴走族のメンバー白百合イチゴ(土屋アンナ)の友情を描いた青春コメディー映画です。
物語の痛快なところは、ひとりぼっちで孤独でも自分の価値観を大切にして楽しむほうが、徒党を組んで威張っている人よりも強い生き方なんだと、ほかでもない一番弱そうなロリータさんから教わるシーン。海を越えてベルギーでも愛される由縁は、そこにあると思います。
さて、今回の表紙写真のセンターは青木美沙子さんです。
日本の外務省から「カワイイ大使」(ロリータ代表)に任命された彼女は今年の春にグランプラスでA Royal Affairというイベントに登場し、ベルギーのファンたちと交流しました。
参加者たちも本当に個性的で、自分の好きなコーディネーションでお洒落を自由に楽しむ皆さんでした。ベルギーには他にもいくつかコミュニティーがあり、取材したもののまだ誌面で発表できていない素敵なストーリーがたくさんあります。今回は実際のイベントの写真を中心にお楽しみいただければ幸いです。
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月刊ベルギー青い鳥 配布場所:
在ベルギー日本国大使館、JUNKO ASHIDA美容室、euroHouse、スーパー田川、山優三辰、のんべえ大学、シーラ、はるちゃん、けんちゃん、パティスリー佐々木、Noriko Matsushita美容室、Akko Café 他
【アントワープ】
Het Natuurhuis、港、Les Saveurs de Yamada
【ゲント】
ずるずるラーメン
【ブリュージュ】
レストランたぬき
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