サン・フーヤン St Feuillien

トリプル・ビール系では王道とも言える堂々とした味わい。力強いコクに、柑橘系のようなさわやかな香りが心地よい。

7世紀にベルギーに福音を説くためやってきたアイルランドの修道士フーヤンは、655年に森を抜けて行こうとしたところ殺害され頭を切り取られてしまいます。その場所がルー(Roeulx)という土地で、ここに修道士フーヤンの弟子たちが聖堂を建立、1125年にプレモントレ修道院(Abbaye de Prémontrés)、またはフーヤン修道院と呼ばれるものになりました。この修道院で何世紀にも渡ってビールが作り続けられてきましたが、フランス革命の混乱で停止され、その後レシピを受け継いだフリアー(Friart)という家族が1873年からルーの村でビール生産をしています。

トリプル以外に、通常はブロンドとブリューンのラインナップがあります。夏にはセゾン、冬にはノエルが出回り、グラン・クリュという特別なビールも製造しています。(が、私はグラン・クリュは見たことがない!)

醸造所サイト

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