- 1. チルチルのひとりごと 受難と情熱の間
- (コラム)
- 欧州言語でパッション(passion)というと、一般的には「情熱」という意味にとらえられる。 一方で、今がその時期なのだが、キリストの「受難」もパッションと言われる。教会ではそのテーマ「受難節」にちなんだ音楽が奏でられている。それは、欧州の音楽家にとって「稼ぎ時」であるのがパッションの第三の意味と考えられなくもない。(もちろん冗談) さて、この前の週末、ドライブ中に同乗の音楽家とパッションの話になって、彼が音楽関係者のあちこちから声をかけられた挙句、トリプル・ブッキングが2日分もあると豪語していたのが、ふと、パッションとは何か? どうして「情熱」と「受難」が同じ言葉でありえようか? という話題になった。 ...
- 作成日 2019年03月20日
- 2. 人類情熱の神殿 Pavillon des Passions humaines
- (ブリュッセル)
- サンカントネール公園の片隅に、ヴィクトール・オルタ Victor Horta 設計の「人類情熱のパビリオン」があります。内部は普段非公開ですが・・・ その壁面にはイタリアのカッラーラ大理石で作られたレリーフ彫刻が! 1986年から98年にかけて製作されたジェフ・ランボー Jef Lambeaux の作品。「人類情熱」を大きなテーマにして、人間の喜びや悲しみ、愛や苦しみなど幅広い感情の起伏をアレゴリーで表現した大作です。2015年からは夏期に週に数日公開される予定です。 ...
- 作成日 2014年09月24日
- 3. ずるずるラーメン5周年 特別なラーメンで、 新しい挑戦の幕開け
- (特集)
- ... 時間をかけながら、いくつもの問題を解決しながら得られた経験は貴重なものでした。新レシピの開発は、自分のラーメンに対する情熱を燃やし続けるために、とても重要なことなのです。 お客様には、料理人の努力と心意気が、一杯のラーメンから少しでも伝わると嬉しいなと思っています。■ Zuru Zuru Ramen Kortrijksesteenweg 110 9000 Gent Open Tue-Thu ...
- 作成日 2023年12月04日
- 4. ずるずるラーメン店主 ニック・ホフマン Nick Hofman
- (特集)
- ゲントの「ずるずるラーメン」は、日本でラーメン修行をしたベルギー人のニックさんが本物の日本の味を提供するお店。スープはもちろんのこと麺もトッピングもすべて自家製で情熱を込めて作られている。個性的なアート作品にあふれた店内でお話をお伺いし、自社製麺所も見せていただいた。 ラーメンとの出会いは? 本格的なものは、日本を旅行したときに食べたのが最初です。強烈な香りが広がり、スープも濃厚で、麺もすごく美味しくて感激しました。 ...
- 作成日 2022年09月29日
- 5. フレデリック・ブロンデール Frederic Blondeel 首都ブリュッセルで最高のショコラティエは職人気質の親日家
- (チョコレート)
- ... 味はもちろん、創作への情熱に敏感な日本人コミュニティーに受け入れられたのは、当然の結果のようです。 過去、現在、未来を味わう提案 お店では、種類豊富なプラリネが並んでいます。箱のサイズを選んでから、希望のチョコレートを詰めてもらうことができますが、どの味にすればいいか、迷ってしまいます。 特別に、フレデリックさんに青い鳥読者の皆様へのおすすめを伺うと、「自分のルーツや未来について表現できるもの」と、いくつか紹介してくれました。 ...
- 作成日 2019年12月16日
- 6. パン屋ラ・ブール La Boule
- (その他食材店)
- ベルギー人にとって美味しいパンとは? 本当のパンの味って? 忙しい日常のなかで忘れてしまいそうな、伝統の味の良さを表現してくれるパン屋さんが2018年9月にサンジル地区にオープンしました。 情熱でパンを焼いているお父さんはヴァンサン・ドトロワ。青い鳥編集長と一緒の事務所で働いていたグラフィック・デザイナーです。有名アーティストのポスターなども手がける凄腕のプロが、あるときからパン作りに熱中し、人生の大転換を見事果たしました。 ...
- 作成日 2018年09月13日
- 7. DVD『若きカール・マルクスLe Jeune Karl Marx
- (映画&DVD)
- カール・マルクスは1845年から48年まで、政治亡命者としてブリュッセルに在住していた。若い頃のマルクスの生き様を描いた映画『Le Jeune Karl Marx』。産業革命により過酷な労働条件下で働く人々の権利を勝ち取るため、新しい社会思想を作り出すことに情熱を燃やした若いドイツの青年マルクスのリアルな素顔を見ることができる。 歴史の教科書に登場する社会主義思想の父カール・マルクスというお硬いイメージとは違い、映画では生身の人間としてのカール・マルクスが登場する。 ...
- 作成日 2017年09月16日
- 8. ベルギーのフリッツ
- (ベルギー郷土料理)
- フライド・ポテトはただの添え物?いえいえ、ベルギーでの「揚げポテト」は主役であり、情熱をもって愛されています。ベルギー上陸の前に必読の、奥深いフリッツ文化を紹介。 マヨネーズがデフォルト! 日本からベルギーに来ると、まず奇異に感じられるのが、ベルギー人が「フライド・ポテトをマヨネーズで食べる」こと。 え、マヨネーズ? ポテト・サラダなら分かるけど・・・? もちろんこれが自然な反応だ。日本ではケチャップが普通だし、ヨーロッパの近隣諸国でもマヨネーズ派はかなり少ない。 ...
- 作成日 2017年07月23日
- 9. ジャン・ガレー Jean Galler
- (チョコレート)
- ... 創業以来ガレーは、厳選した上質のカカオのバランスのとれた苦味を楽しむため、徹底的に甘さを抑えています。ですが、45%カカオのチョコレートを発表した38年前、果たして消費者が受け入れてくれるかどうか、まったく見当がつかなかったそうです。いまでこそカカオ85%など当たり前になりつつありますが、当時は甘いミルクチョコレート全盛の頃でした。 以後、「完璧」を求める情熱と絶え間ない「創作」で、1994年、最年少、最短距離で王室御用達の栄光を得ました。21歳でチョコレート業界に旋風を巻き起こしたガレー氏、その創作意欲は衰えるところを知りません。 ...
- 作成日 2014年07月09日
- 10. パッション・ショコラ Passion Chocolat
- (チョコレート)
- その名前の通り、1998年にチョコレートに情熱を傾けるオーナーが始めた「パッション・ショコラ」。 ブリュッセルの中心地から少し郊外にあるウォルウェー・サン・ピエールに一号店を構えると、すぐに地元で評判のショコラティエに。2009年にサブロン広場に2号店を出し、新しいオーナー、マッシモ・オリのもと、職人による伝統的な手法と最新のデザインやアイデアを組み合わせて、濃厚だが、甘みを抑えられた味の、日本人に好まれるチョコレートを提供している。 ...
- 作成日 2014年01月27日
- 11. ピエール・マルコリー二 Pierre Marcolini
- (チョコレート)
- 世界中から注目されているベルギーのショコラティエ、「ピエール・マルコリーニ」 数々の栄誉ある受賞歴を持つ彼は、毎年世界中の農園を自ら訪問し、最高品質のカカオ豆を選び出すといった強いこだわりを持ってチョコレート作りを行っています。 カカオへの深い造詣と、情熱から作られるチョコレートは、ビターな大人の深い味わいをもたらしてくれます。
- 作成日 2014年01月26日
- 12. ヴィタメール Wittamer
- (チョコレート)
- ... 次の問題は、この素材を使いこなせる職人捜しでした。なぜって私には手は2本きりありませんからね。(笑)一人で事業はできません。長い時間をかけて捜し歩きました。これは今でも私の基本哲学ですが、「チームワーク」なくして良いものはできません。アメリカの大統領だって、優れたブレーンなくしては何もできないのと同じです。特に職人仕事の世界は、情熱を持った真面目な職人に囲まれてこそできる話です。 約70種類あるプラリネのなかで「お勧め」を聞いてみると、味の好みは個人差があるので難しいが、初期に作った幾つか(*)は、時代の流行が変わっても、誰からも好まれるものだと思う。 ...
- 作成日 2012年11月09日