- 1. ルーマニア紀行
- (旅行記)
- ルーマニアの田舎にて。 シギショアラからブラショヴに電車で移動しようと予定を立てていた。私たち二人は小さな駅にお昼ごろ着いたが、切符売りの窓口に行くと、愛想のない女性係員から、満席の便が多く3時半まで待たないと電車に乗ることができないと告げられた。そして、鈍行しかないとも。しかたなく街に戻り、カフェでゆっくりと時間をつぶした後、ふたたび駅に戻ってきた。 プラットフォームで私たちを待っていた電車は見事なまでの骨董品で、現役として活動できる寿命がどれだけ残っているのか疑問に思わせるものだった。しかも機関車に接続されたのは客車が一両のみ。薄い水色の車体はあちこちでガタがきており、ペンキのはげた部分は錆の赤茶色で汚れている。 ...
- 作成日 2018年09月13日
- 2. ウクライナ避難者の受け入れ体験記
- (特集)
- ... 3月7日(月) 我が家の登録情報を見て「泊めてくれますか?」とウクライナの人から連絡が来た。ティエリーがシャルルロワ空港まで迎えに行く。 40歳くらいのお母さんと7歳の女の子だった。キエフから南東に390kmのドニプロという人口100万人ほどの街から、ルーマニア経由でベルギーまで逃げてきた。 彼女たちの荷物は、小さな手荷物が一つずつ。洗面道具と着替え程度。本当に着の身着のまま、急いで逃げてきた。 ...
- 作成日 2022年03月28日
- 3. ETIAS(エティアス)欧州渡航情報認証制度がベルギー旅行に必要
- (旅の基本)
- ベルギーやヨーロッパへの渡航に関する新しい制度ETIASはご存知ですか? シェンゲン圏への渡航者が、危険な犯罪者でないか事前にチェックして、安全な人だけに渡航のための認証を与える制度です。(European Travel Information and Authorization System >>>LINK 英語ページ) ETIAS制度の背景とメリット この制度は治安維持が主な目的です。記憶に新しいところでは、2015年にパリ同時多発テロ、その翌年にはベルギーでも空港や地下鉄が爆破される痛ましいテロ事件が起きました。 ...
- 作成日 2022年01月31日
- 4. ダキア・フェリクス展 トンゲレンで触れるルーマニアの歴史!
- (イベント)
- ベルギー東部のトンゲレンのガロ・ローマ博物館では、ダキア・フェリクス展が開催されています。 2年に1度、国のテーマを決めてブリュッセルで文化芸術祭を催しているユーロパリア。2019〜20年は「ルーマニア」がテーマ国ということで、博物館では古代ルーマニアの考古学遺産を展示します。 欧州の南東に位置するルーマニアは、古代ローマ帝国の時代、ダキア・フェリクスと呼ばれていました。黒海に面したその地は、いろいろな民族が往来する場所であり、考古学の発掘でも異なる文化の影響を見ることができます。 ...
- 作成日 2019年10月31日