- 1. ミチルのひとりごと WELCOME to BELGIUM!
- (コラム)
- 現在、ベルギーではいくつかのフェーズに沿って、徐々にCOVID-19の規制緩和が進んでいる。とは言っても、コロナ・ウイルスのワクチンが開発されて安泰というわけではないため、1.5m 間隔をあけるソーシャル・ディスタンスや、マスク着用の奨励はこれまで通りで、お店がポツポツと開きはじめた以外、そんなに変化の感じられない日曜日。 もう警察に止められる心配はない、と100%確信できないけれども、アールヌーヴォーの地図を片手に名建築巡りをすることにした。おっかなびっくりながら、家から少し離れたサンカントネール公園まで車で行き、近くの住宅地を歩いていたら、ガイドの地図上には記載されていないけれど、明らかにアールヌーヴォー様式の素敵なアパルトマンを発見。 ...
- 作成日 2020年05月29日
- 2. ベルギーでの重曹の買い方とソルヴェーの歴史
- (生活実用)
- ... ソルヴェーの興した会社は、現在も存在しており、例えば冒頭の写真、お掃除用の重曹 Bicar Net (商品名)のパッケージ右下をよく見ると、SOLVAYと会社のロゴが入っていて、嬉しくなります。 ソルヴェーの生きた街ブリュッセル エルネスト・ソルヴェーの足跡は、ブリュッセルの街に今も残っています。しかも、派手に存在を主張するものばかり。 一番有名なのは、アールヌーヴォー建築の巨匠ヴィクトル・オルタが設計したソルヴェー邸ではないでしょうか。(写真上)注文にあたって「金に糸目はつけない」と言われたオルタが全力を注ぎ込んだ傑作になりました。ただし、これはエルネストではなくて、息子のアルマン・ソルヴェーの注文によるものです。まだの方は、ぜひ内部にも入っていただきたい。パパが発明した特許で得た財力の凄まじさを見学できます。(予約制) ...
- 作成日 2020年05月20日
- 3. チルチルのひとりごと ボニファス地区の魅力
- (コラム)
- 久しぶりにボニファス地区(Saint Boniface)を歩いてみました。観光客はあまり行かないであろうこの特殊な界隈は、アールヌーヴォー建築の宝庫です。歩いてまわれる範囲に、かなり味の濃いスグラフィッティ(壁画)や、曲線を描く鉄のフレーム、個性の強いドア、ブルーストーンの外壁など、ヌーヴォー・ファンなら目を輝かせるデザインが次々に現れます。 不思議と魅力的なこの地区は、飲食産業も盛んです。新しいラーメン店「こくラーメン」と老舗「やまとラーメン」がしのぎを削り、なんちゃって日本食のLittle ...
- 作成日 2019年03月29日
- 4. こくラーメン Koku Ramen
- (ブリュッセル)
- ... 麺はコシの強めのもちっとした太麺。小麦の味が感じられてウマイ。若干、量が少なめなので、お腹いっぱい食べたいヤングは大盛りもご検討あれ。もしくは、手作り餃子も優しい味わいで、試してみる価値あり。 店内は竹をモチーフにしたシンプルな内装。家系といいつつ自然なテイストが光る食事のように、舞台のほうも、ほっと一息つける居心地のよさがあります。 場所は老舗やまとラーメンのすぐ近く。ボニファス教会の正面の道沿い。周囲には歴史あるアールヌーヴォー建築の名作ファサードも多いので、界隈を散歩してみるのも楽しいですよ。 ...
- 作成日 2019年03月29日
- 5. マルベーク駅の「オリーブの木」
- (コラム)
- ブリュッセルの地下鉄メトロの各駅には、それぞれ個性的なアートワークが施されて、ともすると画一的な印象になりそうな公共交通機関の環境に彩りを与えている。中心街のブルス(元証券取引所)にはシューレアリスムの巨匠ポール・デルヴォーの描いたトラムの壁画があり、オルタ駅にはアールヌーヴォーの巨匠ヴィクトール・オルタの作品の一部が前庭に設置されている。 2016年3月22日に発生したブリュッセルの空港地下鉄爆破テロで被害に遭ったマルベーク駅は、画家のブノワ・ヴァン・イネス氏の印象的な肖像画が、文字通り「駅の顔」になっていた。シンプルな黒のラインで描かれた男性の顔、女性の顔は、今となっては泣いているようにも見え、つい涙を付け加えたくなる衝動がわきあがる。 ...
- 作成日 2016年08月11日
- 6. アンリ・プリヴァ=リヴモン「ベルギーのミュシャ」?
- (絵画)
- 19世紀末のブリュッセルに「ベルギーのミュシャ」として知られる画家がいる。アンリ・プリヴァ=リヴモン Henri Privat-Livemont。 ミュシャは優美なアールヌーヴォーの女性像で日本でも大人気だが、リヴモンは本国ベルギーでも一般に認知度が高いとは言えない。その理由は「性格が悪かったから」とは、骨董ポスター専門店のマダムの毒舌批評だが、いつも印刷の出来に不満で衝突ばかりしていたらしい。性格円満のミュシャが多作なのに対してリヴモンのポスターの数は少ない。100年前も今も印刷は難しいものだと思わず画家に同情してしまう。 ...
- 作成日 2016年04月11日
- 7. 街角フランス語レッスン ラジオ番組プルミエール
- (語学レッスン)
- 街を歩いていて、この広告が目に入りました。なんだか面白そう。そもそもフレームがアールヌーヴォー調なのが、ブリュッセルらしくて素敵です。でも、意味が分かりますか? サッカーのゴール裏の観客席に「 STANDARD FRIENDS FOREVER ANDERLECHT 」と大横断幕が掲げられています。ベルギーのサッカーに詳しい方なら、クスっとするところ。その下に、吹き出しでこう書かれています。 ...
- 作成日 2015年03月03日
- 8. ベルギー国内電車・時刻表の見方
- (旅の基本)
- ... 3.車両にはシンプルに1と2と記されています。1等車と2等車の意味です。普通にチケットを買うと2等車ですので、2と書かれた車両に座ります。朝晩のラッシュアワー以外は、普通車両でも十分快適に旅ができます。もちろん、さらに優雅に旅をしたい方は1等車へどうぞ。 【旅の風景】 ブリュッセル中央駅外観 ブリュッセル中央駅構内(この駅のデザインはアールヌーヴォーの巨匠ヴィクトール・オルタ) ...
- 作成日 2015年01月02日
- 9. 楽器博物館 Musical Instruments Museum
- (ブリュッセル)
- アールヌーヴォー建築の元・高級百貨店OLD ENGLANDには、古今東西の珍しい楽器が展示されています。屋上にレストランがあり、ブリュッセルの街を見下ろせます。 ブリュッセル王立音楽院が所蔵する歴史的な楽器を紹介することを目的に生まれた楽器コレクションは、世界各国からの寄贈なども加わり19世紀末から数が膨れ上がっていきました。 建築家ポール・サントノワ Paul Saintenoy がデザインしたアールヌーヴォー建築の建物オールド・イングランドにおさまり2000年から開館しています。こちらは元は高級百貨店。商品ディスプレーをする場所だっただけに、楽器の展示にも親和性が高かったようです。ちなみに同じ通りを少し下った場所にある元・薬局の味のある建物もサントノワのデザインです。(Montagne ...
- 作成日 2014年09月24日
- 10. やまと Yamato
- (ブリュッセル)
- 1987年創業の老舗ラーメン店。2016年に経営が代わり、現在は麺真グループが昔の味を引き継ぎ開業している。アールヌーヴォーの建物群ひしめく素敵なボニファス地区にある。 Rue Francart 11, 1050 Ixelles +32 2 511 02 00 Facebook 「やまと」はアールヌーヴォー様式の特徴的な外観。木製の窓フレームやドアの絶妙なカーブが古き良き時代からそのまま残されている。中はカウンターとテーブルひとつだけ。多少改修の手が入ってはいるものの、こじんまりとした店内には30年以上の年月が、じんわりと染み込んでいる。 ...
- 作成日 2014年09月02日
- 11. ボザール・ブラッスリー Bozar Brasserie
- (ブリュッセル)
- 肉が食べたければここ。名店ラ・ぺ La Paix のダビッド・マルタンが手がけるボザールの中にある店。(文・宮崎真紀/ボナペティ) Palais des Beaux-Arts Rue Baron Horta, 3 1000 Bruxelles +32 2 503 00 00 サイト アールヌーヴォー創始者ヴィクトル・オルタは、第一次大戦後、政府の要請に応え都市改革計画に参画。国鉄の中央駅やボザール(芸術館)を建築。ボザールには、美術や音楽関係の専門店とブラッスリーも併設した。画期的な着想は、現代では普通となった、美術館内のブティックやレストランのはしりである。 ...
- 作成日 2014年08月22日
- 12. ラーケン王宮温室
- (イベント)
- ... 当時、ブリュッセルでバラの見習いをしていた若きヴィクトル・オルタも、この温室の設計に携わっており、その後のアールヌーヴォーの誕生に、この時の経験が多いに影響しています。温室が実際に建設されたのは1874年から1876年の間です。 中心にある大きなドームの建物が「冬の庭(Jardin d'Hiver)」です。背の高いヤシの木が何本も立っています。レオポルド2世は、これが完成するとすぐにレセプション会場として使用しました。 ...
- 作成日 2021年05月05日
- 13. BRAFA 2020 ベルギー最大のアートフェアで芳醇な欧州文化の真髄に触れる
- (イベント)
- ... ジュエリー エポックはベルギー西部のコルトレイクにあるアンティーク・ジュエリー専門店。アールヌーヴォー、アールデコの作品を中心に、ベルギーとフランスの名作を展示している。 http://www.epoquefinejewels.com/ ルネ・ラリックによるアールヌーヴォーの腕輪 出展:Epoque Fine Jewels http://www.epoquefinejewels.com/ ...
- 作成日 2020年01月25日
- 14. ブリュッセルの文化遺産オープンデー
- (イベント)
- ... 【近代およびアールヌーヴォー建築】 ●Atelier Arthur Rogiers rue Charles Quint 103, 1000 Bruxelles 土曜&日曜 10 - 16時 https://visit.brussels/fr/sites/heritage/place/Atelier-Arthur-Rogiers 画家のアトリエ兼自邸として建てられた。建築家は ...
- 作成日 2018年09月14日
- 15. ラーケン王宮温室2018年特別公開
- (イベント)
- ... 当時、ブリュッセルでバラの見習いをしていた若きヴィクトル・オルタも、この温室の設計に携わっており、その後のアールヌーヴォーの誕生に、この時の経験が多いに影響しています。温室が実際に建設されたのは1874年から1876年の間です。 中心にある大きなドームの建物が「冬の庭(Jardin d'Hiver)」です。背の高いヤシの木が何本も立っています。レオポルド2世は、これが完成するとすぐにレセプション会場として使用しました。 ...
- 作成日 2015年04月26日
- 16. ノクチューン Nocturnes
- (イベント)
- ブリュッセルの「夜想曲」とは毎年恒例になっている美術館の夜間オープン木曜日です。9月18日からすでに開始されていますが、毎週木曜日の夜は、普段は静かに眠りについている美術館が宵っ張りで頑張ってくれます。しかも入場料も普段よりお得な設定ですよ。 ノクチューンは毎週6つほどの美術館が夜間営業します。9月25日(木曜)に公開されるなかで青い鳥オススメは、レトロな雰囲気を感じられるオートリック邸とコーシー邸。アールヌーヴォー建築の佳作です。 ...
- 作成日 2014年09月22日
- 17. 遺産DAY。ブリュッセルの歴史遺産に触れる週末。
- (イベント)
- ... Hamesse)の建築設計デザイン。ちょっと幾何学っぽいですが、アールヌーヴォー様式とのことで。 rue Charles Quint 103, 1000 Bruxelles 土曜&日曜 10 - 16時 #2 クエーカー邸 Quaker House 建築家はG・ホベ。 観光局公式サイト https://visit.brussels/en/sites/heritage ...
- 作成日 2014年09月18日