聖カルロス・ボロメウス教会 Sint Carolus Borromeuskerk

アントワープの中心部に位置するバロック様式の教会。ルーベンスが装飾に関わった豪華なファサードの中心には「IHS」とあるが、これはラテン語でIesus Hominum Salvator (救いの人イエス)の意味。コンサートが頻繁に開かれている。

ルーベンスが腕をふるったバロック様式の教会

美しいバロック様式の建物は、1615年から21年の6年間で建設された。設計は神父たち自身の設計によるものだが、本場イタリアのバロック建築を知るルーベンスも装飾に深く関わった。教会の正面ファサード、塔、主祭壇、天井ストゥッコ、聖母チャペル(Houtqppel)など。

もとはイエズス会系

教会設立当初の守護聖人は16世紀にイエズス会を創立した聖イグナチオ・デ・ロヨラだった。

しかし、1773年に教皇クレメンス14世は欧州諸国の圧力によりイエズス会を解散させる。このとき、多くの美術作品が競売にかけられてしまう。また、教会には当然、新しい聖人が必要となり、ミラノの聖カルロス・ボロメウスが選ばれた。

雷で焼失したルーベンスの天井画

1718年7月18日、雷が教会に落ち火災が発生。ルーベンスが描いた39枚の天井画が焼失してしまった。

ルーベンス画《エジプトから帰還する聖家族》の帰還

1620年にアントワープ市長ニコラス・ロコックスから教会に寄贈されたルーベンス作品。教会内のヨセフ・チャペルの祭壇画だった。18世紀後半にイエズス会の廃止にともなって売却されてしまい、ブリュッセル、ロンドン、ニューヨークと渡り歩いた後、2011年に個人が所有するものになり、ついに2017年6月23日にアントワープに帰還した。

レース展示室

教会の引き出しから発見された17世紀のレースが展示されている。水曜日しか空いていないが、ルーベンスの時代のレースを直接見ることができる。

住所
Hendrik Conscienceplein,
2000 Antwerpen

教会オープン時間
月曜~土曜日 10時~12時30分、14時~17時
※日曜は見学不可
※日曜ミサ11時30分、17時

レース展示室
水曜日 10時~12時分、14時~16時
入場料:2ユーロ

公式サイト(蘭語)