プランタン・モレトゥス博物館 Museum Plantin Moretus

活版印刷の博物館。グーテンベルクが初めて聖書を印刷したのが1455年。それからちょうど1世紀が経過した1555年にクリストフェル・プランタンは最初の本を出版している。

高品質の印刷により評判の高いプランタンは、フランクフルト、ライデン、パリなどと並ぶ欧州最先端の出版社となった。著作家、科学者たちはこぞって彼の印刷所オフィチーナ・プランチニアーナ(Officina Plantiniana)を訪れて、書籍の印刷を依頼した。

1576年、それまで印刷所を転々と移動させていたプランタンはアントワープの金曜日広場(Vrijdagmarkt)に拠点を構える。彼の一族はその後300年間、この地で事業を続けることになる。

「黄金の羅針盤」(Gulden Passer)の名前を与えられた家は、美しい邸宅へと変貌していく。美しいアンティークの家具なども、この博物館で見ることができる。また、巨匠ルーベンスによる印刷所経営者たちの肖像画も味わい深く、興味深い。

世界最古の印刷機

博物館には1600年頃に作られた印刷機械が2台あり、これらは世界最古と言える。また、現在も使えることができる5台も展示されている。

博物館では、活版印刷が実際にどのように行われたのか、古い装置類を見ながら、在りし日の工房の様子を再現している。

17世紀の人文学者の書庫

図書室は初代のクリストフ・プランタンや、バルタザール1世が収集した書籍が収められている。

住所
Vrijdagmarkt 22,
2000 Antwerpen
+32 3 221 14 50

開館時間:火曜~日曜 10時~17時
休館日:月曜、1月1日、5月1日、昇天祭、11月1日、12月25日

入館料
一般8ユーロ、25歳以下および65歳以上6ユーロ、12歳以下は無料