ロシュフォール Rochefort

ロシュフォール8は、チルチルお気に入りのトラピスト・ビール。歴史ある街で醸造される味について、実際にロシュフォールを飲みながら調べてみた。

ベルギー南部ワロン地方の長閑な田舎町ロシュフォールは、首都ブリュッセルから南東に100キロ行ったナミュール州にある。行政区としては1万2、3千人というから、100万人都市のブリュッセルの百分の一の規模だ。

毎年昇天祭のころに開かれる「笑いの祭り」Le Festival du Rire は1981年から開催されて、多くのコメディアンを輩出している。

ロシュフォールの街はロシュフォールの伯爵城 Château comtal de Rochefort も有名。歴史上に名前が出てくるのが1155年だが、城の起源はそれより古い。Rochefort は「石の砦」Rocha Fortis が語源である。所有者が代々変わり、今は多くが遺跡と化している。1987年から一般公開されている。

ロシュフォールで注目すべきはロレット鍾乳洞 Grotte de Lorette。1865年に発見され、現在は小さな博物館がついて見学客は60メートル地下に降りることができる。ベルギーの多くの鍾乳洞が水平に伸びているのに対して、ロレットは垂直に降りていくのが特徴。鍾乳洞としては7キロ離れたハンの鍾乳洞 Grottes de Han のほうが有名だ。機会があれば両方訪ねるといい。

そして由緒ある教会もヴィシタシオン聖母教会 L'église Notre-Dame de la Visitation が街の西側にある。1041年に建てられたがデュラ伯爵に1653年に焼かれ1656年に再建。1782年にも手が入ったが19世紀の人口増に耐えられず、現在の形に1870〜74年の間に生まれ変わった。このときボランティアで関わったのが建築家ジャン=ピエール・クルイスナール Jean-Pierre Cluysenaar。彼はブリュッセルにあるギャラリー・サンチュベールや音楽院をデザインしたことで知られる著名な人物。

歴史的な価値は伯爵城より低いものの、可愛い印象のお城もある。ラヴォー・サント・アン城 Château de Lavaux-Ste-Anne。(住所:Rue du Château 8, 5580 Lavaux-Ste-Anne)ロシュフォールの歴史について詳しくまとめたサイトはこちら

さて、本当はロシュフォールのビールと醸造所の教会について書こうと思ったら、前置きが長くなった・・・。すっかり酔いも醒めたので、執筆はまた後日改めて飲みながら。