日本食

レストラン KAMO

ブリュッセルの日本食レストランKAMOを、ボナペティオンライン2014年12月号からご紹介します。

新住所
Chaussée de Waterloo 550a,
1050 Ixelles
+32 (0)2-648 78 48

ブリュッセル自由大学(ULB)の近くは、学生で溢れるカフェや小さなレストランがたくさん集まる活気ある地区だ。そこに賀茂友康さんが元ビストロを改造した日本料理の店をオープンしたのが2007年。資金もなく、店はカウンター席と狭いテーブル席で、冷蔵庫が客席の隣に陣取っているという狭さだった。もちろんコート掛けなどなく、冬場は椅子の背にかけたコートで、通路がないも同然だった。しかし、開店後わずか2年でミシュランの1ツ星をゲットした。ベルギーで日本料理店が星を得たのは初めてのことである。ミシュランの1ツ星の基準は皿の上だそうなので、文字通り「料理」で勝負したわけだ。

賀茂さんは幼少のころから料理をするのが好きだったようだ。「実家が自営業で、共稼ぎの両親だったこともありますが、もともと料理をするのが好きで、6歳ぐらいでもうなにか作っていました。焼きそば等といった簡単なものでしたが、小学校が半日の土曜日は、僕が兄の分とともに作っていました」。栴檀は双葉より芳しというが、6歳で野菜を切り、火を扱っていたとは驚きだ。

賀茂さんがベルギーに来たのが1992年。東京の料理学校を卒業後、縁あり当時ブリュッセル1といわれていた日本料理店に来た。6年間みっちり実践を学んだ後、今度は日本で日本料理をいちから学ぶため帰国。店の同僚だった奥様と、いつか必ずベルギーに戻ってこようと誓い合って。

日本では、ミシュランの星付き料理店やモダン和食などで10年間修行。満を持して渡白した。営業許可申請から始まる一連の手続きや物件探し、言語の壁などの問題もあったが、好きな国で好きなことが出来る喜びの妨げにはならなかった。

2014年9月、念願の広い店を開店した。今大きく羽ばたき飛び立った賀茂さん。マグロでいえばトロ。脂の乗り切った42歳だ。(文・宮崎真紀/ボナペティ)

Restaurant Japonais Kamo
Chaussée de Waterloo 550a, 1050 Ixelles
+32 (0)2-648 78 48 定休日:土曜&日曜、祝日



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12月号はゴー・ミヨ、ミシュランの2015年版発表、のんべえ大学の末次庸介さんの農林大臣賞受賞、スペキュロース、イタリア料理サル・ぺぺ・ロスマリノ、ベルギー人 in NY、カナリア諸島、Gordon Imperial Xmas、フィッシュパンなど盛りだくさんの内容です。