アラン・ビアンシャン Alain Bianchin

2015年2月、ソワーニュの森の外れにアラン・ビアンシャンが満を持して自店をオープンした。彼の名前を聞いてピンと来る人はかなりの食通である。(文・宮崎真紀/ボナペティ)

Restaurant Alain Bianchin
Brusselsesteenweg 663,
3090 Jezus-Eik
Tel: +32 2 657 67 88
定休日:土曜昼、日曜と月曜
サイト

ビアンシャンは、コム・シェ・ソワやバルビゾンなどで修行後、カンブルの森のレストラン、シャレ・ド・ラ・フォレ(le Chalet de la Forêt)でシェフの右腕としてオープン当初から参加していた。無星だったレストランが2ツ星を獲得した後、請われて往年の名レストラン、ヴィラ・ロレーヌ(La Villa Lorraine)に移籍。数年で1つ星を回復させたという実力の持ち主である。

ベルギー内外の生産者から届く旬の食材の味を尊重した料理は、その濃厚な味が楽しめるよう軽やかに仕上げて見事だ。名店育ちのシェフは、突き出しのアミューズ、自家製のパン、ラギオールのナイフなど細部にこだわる。

リースナブルなランチは3サービスで36€(+ワイン、水、コーヒー55€)。その他、メニューは3サービス48 €、4サービス59 €。お薦めは4サービスのオールイン(all in)で、アペリティフメゾン、ワイン、水、コーヒーで100€。

ガストロノミー料理はワインを選ぶのも一苦労だが、ワイン込だと一皿ごとにパーフェクトな相性の一杯が傾けられる。銘醸ワインはもちろんのこと、あまり知られていない極上ワインが試せるので新しい発見があることだろう。キッチンで奮闘するシェフを眺めながらのカウンター席が楽しい(4席のみ)。

尚、ブラッセル大通りはとても長いが、店はブリュッセルの中心に近いところにあり、高速道路E411のHoeilart2で下道におりるとよい。

(文・宮崎真紀/ボナペティ・オンライン2015年5月号より転載)

Restaurant Alain Bianchin
Brusselsesteenweg 663,
3090 Jezus-Eik
Tel: +32 2 657 67 88
定休日:土曜昼、日曜と月曜
サイト

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2015年5月号は以下の充実した内容をお届けです。

「星を呼ぶシェフ アラン・ビアンシャン」「ゴッホ展~ 2015年 欧州文化首都 モンス ~」「サント・カトリーヌ広場にゴッホ記念碑建つ」「NYでスポーツ観戦?」「ハチミツと花粉だんご」「澄ましバター le beurre des Chefs Carlsbourg」など。

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