シャルリー・エブド紙のテロ事件は容疑者の射殺で終焉

1月7日に発生したフランスのシャルリー・エブド紙 Charlie Hebdo の事務所襲撃テロ事件は容疑者の兄弟二人が射殺されることで終焉した。9日に発生したユダヤ系スーパー立てこもり事件も、治安特殊部隊の突入により容疑者が射殺される結果となった。

シャルリー・エブド紙はフランス・パリを拠点にしたリベラル週間紙である。風刺画を多用することで知られ、その対象になるのはイスラム教だけではなく、時の権力者や大企業経営者、カトリックなどキリスト教聖職者も槍玉にあげられる。

新聞社を襲撃したのは、アルジェリア系の兄弟でサイド・クアシ Saïd Kouachi(34)とシェリフ・クアシ Chérif Kouachi(32)だ。逃亡時に「予言者ムハンマドのために報復した」と叫んでいたため、当初からイスラム過激派の犯行だと分かった。

クアシ兄弟は、車を盗み逃亡し、ダマルタン・アンゴエル Dammartin-en-Goële の印刷会社に立てこもった。パリから北東に40キロほど離れた場所である。立てこもり中に電話取材に応じたシェリフはイエメンのアルカイダ組織に資金提供されていると言及した。

また、9日、パリ東部のユダヤ系スーパーで立てこもったのはアメディ・クリバリ Amedy Coulibaly(32)容疑者。スーパーの事件ではクリバリが押し入る際に客が4人殺害され、その後、特殊部隊が突入してクリバリを射殺した。

立てこもりの最中、クリバリは8日に女性警官が射殺された事件の犯人であることを発表し、インタビューでフランスがイスラム国を攻撃していることを犯行の理由として語った。彼はシェリフ・クアシと知り合いだった可能性が高い。

10.jan.2015