【ワロン政変2017】PS追放によりMRとcdH連合政府樹立

サミュソーシャル問題を受けてcdHがPSとの連立解消を決意。その結果、ワロン地域政府はMRとcdHの新連立で再構成された。首相はミシェル政府の大臣を務めてきたウィリー・ボルシュ氏(Willy Borsus、写真右から3番目)。

ブリュッセル区長のイヴァン・マイヤー氏(社会党PS)が、自身の設立したホームレス支援団体から不正な報酬を受け取っていたとして糾弾されているサミュソーシャル問題

それ以前も政治とカネをめぐる不祥事が続いていたところ、ワロン地方に基盤を持つキリスト教系保守政党であるcdH(Centre démocrate humaniste)のブノワ・ルジェン党首が社会党PSとの連立解消を決めた。

環境政党などの抱え込みには失敗したが、中道左派のMR(Mouvement Réformateur)との交渉に成功。

連邦レベルでは、フランダース系だがキリスト教政党CD&Vのクリス・ペーテル氏が副大臣、雇用、経済、消費者問題担当大臣として活躍している。ミシェル内閣の交渉時にcdHは「分離派」と見なすN-VAの存在から連立交渉から外れた。

今回は、ワロン議会の過半数をギリギリ確保したかたちだが、任期中の政変クーデターの達成となった。

漁夫の利、棚からボタモチのMR

本日2017年7月26日、ワロン地域政府の首相以下大臣の任命がされ、ワロン政府は社会党PS抜きで再出発を切ることになる。

首相を含めて7人の大臣のうち、経済、予算、エネルギー、空港などハード面の要職にMRから4人。社会保障、健康、農業、自然、環境などのソフト面の地位にはcdHから3人が閣内入りした。

 26.jul.2017