ジャズ音楽家トゥーツ・ティールマンス(Toots Thielemans)が94歳で死去

ブリュッセルのマロール地区出身の世界的ジャズ音楽家のトゥーツが2016年8月22日に死去した。

トゥーツ氏は1922年生まれ。本名はジャン=バティスト・ティールマンス。両親はRue Haute 241番地でカフェを経営しており、そこで演奏をしていたアコーディオン奏者の影響で、3歳からアコーディオンを演奏した。1939年に映画の影響でハーモニカを購入。数学が得意で大学で勉強したこともあるが、第二次世界大戦の混乱で断念。ルイ・アームストロングなどのジャズに興味を持ち、ジャンゴ・ラインハルトをよく聴くようになりギターをはじめる。ニックネームのトゥーツは、この当時人気だったトゥーツ・モンデロ(サックス)やトゥーツ・カマラタ(トランペット)に似せてつけられたあだ名だ。

その後、ジャズの本場アメリカに軸足を移しつつ、ハーモニカ奏者として世界的な成功を収めた。1962年にトゥーツが作曲したBluesetteは、今も多くの音楽家が演奏する定番曲となった。ベルギーでも国民的ミュージシャンとして尊敬を集め、国王アルベール2世はトゥーツに男爵の称号を与えた。2014年3月12日に音楽家としての引退を宣言。2年半後の2016年8月22日、老衰で息を引き取った。

Bluesette

22.aug.2016