デザイナー鈴木不二絵「フラワーカーペットの花鳥風月は大きな幸せの集合体」

2016年のフラワーカーペットは日本の「花鳥風月」がテーマ。実際にデザインを手がけた鈴木不二絵さんに、グランプラスでインタビュー取材を受けていただきました。

■鈴木不二絵・デザイナー

●ご出身は?

生まれも育ちも北海道の札幌です。現在はなくなってしまったのですが、デザインを札幌市立高等専門学校で勉強しました。

●グランプラスの印象は?

「世界で一番美しい広場」とガイドブックでも書かれていて、写真では見たものの、いったいどんな場所だろうと思っていました。前もって来たかったのですが、実際には今回はじめての訪問になります。はじめて見たからこそ、喜びは倍増しました。

●出来上がりを見ていかがですか?

「こういう感じかな?」と想像はいろいろしていましたが、その想像を遥かに超えるインパクトで、「感動」という言葉は簡単に使えないとは思うんですが、本当に素直に感動しました。

●今回の作品作りの感想?

実は、使えるお花の色の数は、かなり限られているんです。それがとても難しかったのですが、逆にそこにやりがいのようなものを感じて、かつデザイン的に勉強になりましたね。いい経験になりました。

●フラワーカーペットの印象は?

みんなで一つのものを創り上げて、それをたくさんの人たちが見るという行為、イベントそのものは、なんて素晴らしいんだろうと思って、今回デザイナーとして参加させていただき非常に光栄で嬉しく思っております。今日は、少し花を並べる作業をさせていただきました。地元の人に「私がデザインしたんです」とかお話をしながら楽しく参加しました。でも、一生懸命花を並べている人たちを邪魔しちゃわないように気をつけました。

●デザイン「花鳥風月」はなぜ?

まず、カーペットらしくしなければならないという大前提がありました。例えば対照的な形とかパターンを使う必要があります。それから、実際に日本らしさというと、「浮世絵」などいろいろあると思いますが、どんなものが「日本らしい」のかなと私なりに考えました。お着物の柄ですとか伝統の模様を見ていきました。そうしますと、日本のきれいな自然や動物を美しく表現しているものがすごく多かったので、これは素直に「花鳥風月」として、作品の中に美しい自然や風景を取り入れようと考えました。

日本の伝統的な柄には、そのひとつひとつに意味が込められていますよね。ツルや松は「長寿」の象徴ですし、竹は「縁起がよい」、コイは「めでたい」ですとか、そういった幸せになるようなモチーフを盛り込んだら、大きな幸せの集合体のようになるのではと思いました。今回の作品を見た方々が、細かい意味は分からなくても、幸せだなと感じて笑顔になってもらえる、そのコンセプトを大切にしました。

12.aug.2016 interview by Tyltyl