スペイン前国王フアン・カルロス1世の隠し子はベルギー市民?

フアン・カルロス1世(77)は昨年退位したスペインの前国王。彼に隠し子疑惑があるのをご存知だろうか?しかも不倫相手はベルギー在住の一般人だったと・・・。

ゲント出身のイングリッド・サルティオ Ingrid Sartiau さん(48)は、10数年前に母親と一緒にテレビを見ているときに、「この人があなたのお父さんよ」と言われた。画面には当時のスペインの国王が映っていた。

(左の写真:若き日のフアン・カルロス王)

母親のリリアンさんは、かつてベルギーの貴族メロード家の家政婦をしていた。そこに訪れたフアン・カルロス前王(当時は王子)と出会い、関係は1956年から66年まで続いたという。

前王は61年にイギリスで将来妻となるソフィア・デ・グレシア Sofía de Grecia と出会い、翌62年に結婚している。つまり、リリアンさんとのロマンスのほうが先だったわけだが、ギリシャ王家の血をひくソフィアとの結婚の後も関係を断てなかったということになる。

1966年8月5日、イングリッドさんが生まれる。そのときフアン・カルロス1世前王と妃ソフィアの間には2人の娘が生まれていた。

その後、事態は思わぬ展開を見せる。実は隠し子は一人だけではなかった・・・。カタルーニャ地方でアルベルト・ソラ・ヒメネス Alberto Sola Jimenez 氏が、自分は国王の隠し子であると名乗り出たのである。イングリッドさんの母親リリアンさんと同様に、前王が結婚前に持ったアヴァンチュールで誕生したようだ。ヒメネス氏は1956年生まれ。(ページトップの写真右。腹違いの妹の可能性があるイングリッドさんとのツーショット)

イングリットさんとヒメネス氏はDNAテストを受け、「二人は90,8%の確立で同じ父親である」とルーヴェン大学(蘭語系)のCassiman教授の診断を受けた。2012年に二人はスペインの裁判所に彼らの父親がフアン・カルロス1世ではないかと調査するよう訴え出たが退けられた。当時は国王の地位にあったため法律で定められた国王の免責特権が盾となったのである。

しかし、2014年6月にフェリペ6世に王位を委譲したため、情況が一変する。7月末にヒメネス氏の訴状を受け取り、ついに2015年1月14日、スペイン最高裁が隠し子二人の訴えを認め、父親の身元を調査することに決まった。前国王側は法的手続きでDNAテストを含めて論証する義務があり、裁判になるとフアン・カルロス前王自身が出廷する可能性もある。今年中にはこの隠し子疑惑が解明される見通しだ。

「隠し子」を主張する二人は、父親の認知を求めているが、それ以外の要求(国王家族の仲間入り、金銭的な援助)はしないとインタビューで述べている。「スペイン人であれば誰でも、自分の親が誰なのかを知る権利がある」(ヒメネス氏談)

21.jan.2015

 

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