- 1. エリザベート王妃国際音楽コンクールの映画 The Chapel A Film by Dominique Deruddere
- (特集)
- ... 神童に生まれたことは不幸かもしれない? 才能というものに、私は非常に興味を持っています。それは神の祝福なのか、呪いのようなものなのか、そこが問題ですよね。 マイケル・ジャクソン、エルビス・プレスリー、ヴァン・ゴッホなど、すぐれた音楽家、画家など、自分自身の才能によって破滅する人がいるのは不思議なことです。それだけ危険なものなのに、ついつい人は才能を求めてしまうのです。 では、才能のある子供をもった親たちはというと、我が子を大スターにしたいと望みます。例えば当地オステンドでもサッカーのグラウンドに行ってみると分かります。小さな子供たちが試合をしているのを、両親が必死になって応援していますよね。 ...
- 作成日 2023年03月02日
- 2. チルチルのひとりごと 不機嫌なスープ
- (コラム)
- ... 「遅すぎるわ。もうスペシャルは売り切れたの。たくさん作ったのに、全部売れたわ」と、レジのおばちゃんが自慢げに宣言するではないか。 用意したものがすべて完売した、純粋な喜びに満ちている。 このときも、私のなかの日本人が、「多少売れ残るくらい作ったほうが、廃棄が出るにしても売上アップにつながるんじゃないか?」なんて、余計な経済のことを考えている。 ただ不思議なことに、「全部売れたわ」を連呼するおばちゃんに祝福の気持ちすらあれど、嫌な気持ちにはならない。 ...
- 作成日 2020年10月06日
- 3. ガレット・デ・ロワ Galette des Rois
- (スウィーツ)
- 新年が明けると、パン屋さんやケーキ屋さんに並ぶお菓子、ガレット・デ・ロワ。スーパーマーケットなどにも売っていますが、なぜか王冠が付いています。日本語に訳すと「王様たちのお菓子」。さて、一体このお菓子にはどういった由来があるのでしょう? 下:ボッティチェリの描いた《東方の三博士》 クリスマスから12日目の1月6日は、キリスト教で公現節(Épiphanie)エピファニー、にあたります。この日、東方の三博士が星に導かれて、イエス・キリストの眠るベツレヘムに到着し、乳香、没薬、黄金という3つの贈り物を献上し、キリストの聖誕を祝福したとされています。日本では、「博士」と訳されていることが多いのですが、「王様」と言われることもあり、実は、ガレット・デ・ロワの名前のROIS(王様たち)は、この東方の三博士に由来しています。 ...
- 作成日 2017年01月05日
- 4. マルベーク駅の「オリーブの木」
- (コラム)
- ... 西洋では平和や勝利の象徴として扱われ、イスラムの伝統でも神の祝福した聖なる木としてコーラン登場し、モスクの建物やお祈りのマットの絵柄としても使われている。 マルベーク駅の新しい壁画には、スペインの詩人フェデリコ・ガルシーア・ロルカの詩がフランス語とオランダ語で添えられている。 Ciel bleu, champ jaune. Montagne bleue, champ jaune. Par ...
- 作成日 2016年08月11日
- 5. 四旬節ってなあに? 灰の水曜日に額に十字
- (イベント)
- ... ちなみに、40日と言っても、神を祝福すべき日曜日はその数に入らないためご注意を。実質的に四旬節が始まるのは、日曜日を入れて46日前からという計算になります。 また、キリスト教とは直接関係ないのですが、この四旬節という節制期間の始まる前に、マルディ・グラ(肥沃な火曜日)・謝肉祭(カーニバル)と呼ばれる派手なお祭りが 、世界中で行われます。もちろんベルギーでも。 マルディ・グラが名前の通り、火曜日に最終日を迎えるのに続いて、翌日の水曜日から四旬節がはじまります。 ...
- 作成日 2020年02月25日
- 6. 【祝日】聖霊降臨・ペンテコステとは?
- (イベント)
- ... それは、イエス・キリストの死後、聖母マリアや、ペトロを中心に120名ほどの信者たちが集まって祈りを捧げている中、それぞれの元に、突然天から聖霊が降りてきて満たされたというものです。 これをきっかけにその同日、3000人近くが洗礼を受けたとされ、そのため教会の誕生日とも考えられており、キリスト教徒たちが、この出来事を祝福して、ペンテコステが祝日となったと言われています。 そして、他の多くのヨーロッパ諸国と同じように、ベルギーでも、ペンテコステの翌日の月曜日は、祝日になっているので、今年は6月1日(月)がお休みということになります。 ...
- 作成日 2019年06月06日
- 7. 聖霊降臨 ペンテコステ
- (イベント)
- ... 毎年、ペンテコステは、イースターの日から数えて、50日、7週目の日曜日となります。 聖霊降臨のエピソード ペンテコステは、日本語で聖霊降臨と呼ばれていて、 新約聖書の「使徒言行録」にその由来となった、エピソードが描かれています。 それは、イエス・キリストの死後、聖母マリアや、ペトロを中心に120名ほどの信者たちが集まって祈りを捧げている中、それぞれの元に、突然天から聖霊が降りてきて満たされたというものです。これをきっかけにその同日、3000人近くが洗礼を受けたとされ、そのため教会の誕生日とも考えられており、キリスト教徒たちが、この出来事を祝福して、ペンテコステが祝日となったと言われています。 ...
- 作成日 2019年06月06日