- 1. ルプルス Lupulus アルデンヌの狼
- (ベルギー・ビール)
- 「オオカミ・ビール」ことルプルス Lupulus はアルデンヌ地方の大自然で作られる爽やかな味わい。 豊かな森林で知られるベルギー南部のアルデンヌ地方は、かつてオオカミたちの生息域でした。ここでビールを作るレ・トワ・フォルケ Les 3 Fourquets 醸造所は、2004年に樽の販売を開始したというから、比較的新しい。2007年からボトル販売開始。近くを清冽な小川が流れ、18世紀の大きな農家を改築した建物を使っているようです。クラシックカーのイベントなども開かれて楽しそう。 ...
- 作成日 2015年06月17日
- 2. ずるずるラーメン店主 ニック・ホフマン Nick Hofman
- (特集)
- ... 自分らしくいたいと願うのは、人間の本能。 大好きなラーメンで、食べる人を笑顔にしたい。 Editor's Note ずるずるラーメンは、味噌、ゆず塩、ヴィーガンなどから味を選べる。辛いのが大好きという強者は、最高レベル4のスパイシー味噌に挑戦されたし。焼豚は、自然豊かなアルデンヌ地方の放牧豚から作られる。 基本は正統派のニックさんだが、期間限定で特別メニューも生み出す独創性がある。前回のバレンタイン・スペシャルは、なんと味噌チョコレート風味のスープに、リエージュ・シロップ漬けの洋梨をトッピング。となれば、次回の企画も気になります! ...
- 作成日 2022年09月29日
- 3. ファントム・セゾン Fantôme Saison お姫様が幽霊に! 恋と復讐の怪談
- (ベルギー・ビール)
- 幽霊のイラストが可愛いファントム醸造所はワロン地方のソワという小さな村にあり、近くのラ・ロッシュ・オン・アルデンヌの古城に伝わる幽霊伝説をデザイン・テーマにしています。 伝説によると、一人娘のお姫様にふさわしい婿を探そうと、父君が優秀な騎士を呼び集めました。トーナメント優勝者を配偶者として迎え入れると決めたのです。 カッコイイ白騎士に姫は恋しますが、突如現れた謎の黒騎士も勝ち上がってきます。運命の決勝戦、二人の戦いは、黒騎士に軍配が上がります。 ...
- 作成日 2021年08月04日
- 4. 『アムステルダム運河殺人事件』松本清張・著
- (文学)
- ... これ、Janbon d’Ardenneだと思うんですよ。アルデンヌ地方のハムってことですが、イタリアのパスタみたいに「Al Dente」になってる。「歯ごたえありハム」? 最後が「テ」じゃなくて「ヌ」に書き換えてください!いや、これって印刷所の植字ミスかな? あとは、ベルギー人より真面目っぽいオランダ人のほうを清張さんが若干よく書いているのが、気になりますね。ベルギー在住としては、ついついベルギーを贔屓目にしてしまいがちです。 ...
- 作成日 2018年05月13日
- 5. チルチルのひとりごと ドイツのバター
- (コラム)
- ... エルツ城は、保存状態の非常に良い城だ。現在も中世の姿を再現すべく修復家たちのたゆまぬ努力が続けられている。残念ながら城内は撮影禁止で、というのも現在の当主が「自分の家の中」を写真に撮られたくないというのが理由で、外観の写真しか撮れなかった。 山城という意味ではベルギー・アルデンヌ地方のモダーブ城に近いが、より質実剛健な感じがドイツの城という風情を漂わせる。ガイドのお兄さんも、しっかりと45分間の解説を頑張ってくれて、なかなか楽しいツアーとなった。 ...
- 作成日 2018年04月21日
- 6. 【チルチルのひとりごと】ベルギーで冬タイヤは義務にあらず
- (コラム)
- ... しかし、ベルギー全土でこれは「義務」ではないため、あくまでもドライバーの判断に委ねられています。アップダウンやカーブの多いアルデンヌ地方などは、実質的に必須で、チェーンも持っておいたほうが良さそうです。 やわなブリュッセルは、ちょっと降っただけで交通渋滞などパニックになるため、義務化の話がニュースなどにも出て来るのですが、やっぱり、そんなに降らないのに強制するのはね・・・やりすぎかもね・・・コストだし・・・などと、むにゃむにゃ、グレーな感じで問題を先送りするのが常なのです。 ...
- 作成日 2017年12月12日
- 7. アンの洞窟サファリパーク The Wildlife Park Domaine des Grottes de Han
- (キッズお出かけ)
- ... サファリパーク オオカミ、ヤマネコ、熊、フクロウ、鹿、馬など多くの動物が自然に近い状態で飼育されています。サファリカー、もしくは徒歩で動物たちを見てまわることができます。 サファリカーの場合は、フランス語とオランダ語での解説を聞きながら約1時間30分。途中美しいアルデンヌの景色が一望出来るビューポイントや、スナック菓子が買える場所にもとまったり。屋根はありますが、横は吹き抜けなので天気に合った服装で行きましょう。 ...
- 作成日 2017年09月20日
- 8. ベルギーのフリッツ
- (ベルギー郷土料理)
- ... 根拠とされている文章がこれだ。 「ナミュール、アルデンヌ、ディナンの住民らはムーズ川で雑魚を釣って、栄養の足しにするためにそれを揚げて食べる習慣がある。特に貧しい者たちだ。しかし、川の表面が凍ってしまい、釣りが困難になると、その住民たちはジャガイモを小魚の形に切り抜いて、同じように油で揚げる。私が覚えている限り、この習慣は100年以上も前にさかのぼる」。 文章には1781年の日付がついていたので、ワロンの貧民は1680年くらいから小魚型のフリッツを食べていたことになる。 ...
- 作成日 2017年07月23日
- 9. ブイヨン城 Le Château-Fort de Bouillon
- (ワロン地方)
- ... 鷹匠たちは、異なる種類の鳥たちを、手のサインとご褒美のオヤツ(重要)を使うことで、意のまま自在に飛ばすことができる。ときに観客らもパフォーマンスの仕掛けに巻き込み、巧みな話術とテクニックであっという間の30分である。 出口の横にとても小さな気持ちばかりのお土産品コーナーがあり、地元のビールや、クッキー、キーホルダー、絵葉書などが売ってある。 また、ブイヨンの町には、レストランや、ビール屋さん、地元の美味しい手作りアイスクリーム屋さんなどが立ち並び、食べたり飲んだりするのには事欠かない。アルデンヌといえば森の料理が有名。ハムやパテの盛り合わせ、豚足のグリルなど、ワインに合うこってり系のおツマミがお好きな方はぜひ。 ...
- 作成日 2017年05月28日
- 10. アンビオリクス カエサルのローマ軍に立ち向かった蛮族の王
- (歴史)
- ... 「アンビオリクスは森や峡谷の隠れ場所に逃れ、夜にまぎれて他の地域、他の場所へ向い、護るものといえば四名の騎士より他になく、これらのものに命を委ねていた」 こうしてアンビオリクスは、アルデンヌの深い森もしくはライン川を渡ってゲルマン族のもとに永遠に姿を消した。彼を筆頭として、ベルギーの歴史を見てみると「反逆者」が英雄に祭り上げられることが多い。地続きのヨーロッパ大陸はどこも時代によって勢力地図ががらりと塗り替えられる宿命にある。特にベルギーは欧州連合の主要機関が設置されるほど、「どの大国からも近い」便利な場所にある。結果として、より強い外国に支配されていた歴史も多い。 ...
- 作成日 2016年11月09日
- 11. ジャン=フィリップ・ダルシ Jean-Philippe Darcis
- (チョコレート)
- ... 生姜のコンフィを詰めたプレリーヌを例にとると、日本人にはもう少しインパクトが欲しいところですが、生姜の味に慣れないベルギー人の間では、主張が強すぎると評判が五分五分になってしまうそうなのです。毎日買いに来る客の顔を思い浮かべて作るからこそ、地元で一番と評判をとるのでしょう。 ベルギーの典型的なプラリーヌであるマノンは、濃厚な生クリームとプラリネを白いチョコレートでコーティングしたものです。高品質のミルクやバターで知られるアルデンヌ地方のエルブ高原。そこから毎日届く濃厚な生クリームが詰まった彼の作るマノン。虜になる客が多く、これはワロン地方の食品見本市で、コックドクリスタル(最優秀賞)を受賞したほどの秀品です。 ...
- 作成日 2012年08月01日