「ブリュッセル」ジャック・ブレル

ブリュッセルのアンダーレヒト地区には、メトロ地下鉄ジャック・ブレル駅がある。ここで生まれたシャンソン歌手、ジャック・ブレル Jacque Brel を讃えて命名された。主にフランスで活躍したブレルだが、ベルギーに関連した曲もいくつかある。「ブリュッセル」もそのひとつだ。

「ブリュッセル」

ブリュッセルが夢見てたとき
無声映画の時代
ブリュッセルが歌い
ブリュッセルがブリュッセルだったころ

ブロッケール広場のショーウィンドウ
膨らんだスカートの女たちと男たち
ブロッケール広場の乗り合い馬車
山高帽をかぶった男たちと女たち

あ、乗り場には
星々の間に可愛い子がいる
僕のおじいちゃんがいて
僕のおばあちゃんがいた
おじいちゃんは軍人で
おばあちゃんは公務員
おじいちゃんは頭を使わず、おばあちゃんも何も考えず
でも、僕には賢くなって欲しいという

C'était au temps où Bruxelles rêvait 
C'était au temps du cinéma muet 
C'était au temps où Bruxelles chantait 
C'était au temps où Bruxelles bruxellait 

Place de Broukère on voyait des vitrines
Avec des hommes des femmes en crinoline
Place de Broukère on voyait l'omnibus
Avec des femmes des messieurs en gibus

Et sur l'impériale
Le cœur dans les étoiles
Il y avait mon grand-père
Il y avait ma grand-mère
Il était militaire
Elle était fonctionnaire
Il pensait pas elle pensait rien
Et on voudrait que je sois malin 

ブレルの祖父母が生きたブリュッセルがどんな街だったのか、1910年に作られた「無声映画」をご紹介しましょう。シネマテークのアーカイブで発見された20世紀初頭の「観光ビデオ」。トトとそのお姉さんが名所を駆け巡ります。古きよきブリュッセルの音が聴こえてきそう。

Toto et sa soeur en bombe à Bruxelles
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