DVD オーバー・ザ・ブルースカイ The Broken Circle Breakdown

The Broken Circle Breakdown は、カントリー音楽でバンジョーを弾くディディエ、たくさんのタトゥーを肌にまとったエリーズ、そして彼らの娘ミベルの物語。

邦題は『オーバー・ザ・ブルースカイ』(109分・2012年・ベルギー)。米国オスカー賞(最優秀外国語部門)にノミネートされた作品。2014年2月にはフランスで最も権威のある映画賞セザール賞の外国映画部門で最優秀賞を獲得しました。

舞台はベルギー・フランダースの田舎町。

自然に囲まれた環境で溶接の仕事をしながら暮すディディエは、仲間と一緒にカントリー音楽の一種であるブルー・グラス Blue Grass を演奏するミュージシャンです。

ある日、ふとしたことからタトゥーのお店を経営するエリーズと知り合い、彼は自分が出演するブルー・グラスの演奏会に彼女を誘います。二人の恋のはじまりです。その後、エリーズに歌の才能があることがわかり、彼女はバンドのメンバーとして迎えられます。二人の間にはミベルという娘が授かり、親子3人の幸せな人生がスタートすると思えたのですが・・・。

作品の背景には、宗教と政治、倫理の問題が通低しています。ディディエは誰にも束縛されない自由な人生を求めるタイプで、エリーズは外見に見合わず(?)宗教心に篤く、どこかで人とのつながりを強く求めているタイプです。彼らの魂の叫びが、時としてすれちがう二人の考えを象徴しています。ディディエのアメリカへの憧れと失望も重要なテーマの一つでしょう。ここでは詳しく書きませんが、ぜひ映画をご覧になって味わっていただきたいです。

 下がブルー・グラス音楽。映画の中で名前が出てくるビル・モンローの演奏。

 

私は女優のヴェルル・バーテンス Veerle Baetens を『Zot van A』という別の映画で見ていました。髪の毛の色が違うので、一瞬だれかと思いましたが、微妙な心理描写の上手な女優さんです。ブリュッセル演劇アカデミーで歌の訓練もしているだけあって、音楽のシーンでも魅せてくれます。 

 

ACTOR

ELISE: Veerle Baetens
DIDIER: Johan Heldenbergh
MAYBELLE: Nell Cattrysse
WILLIAM: Geert van Rampelberg
JOCK: Nils de Caster
JIMMY: Robby Cleiren
JEF: Bert Huysentruyt
KOEN: Jan Bijvoet
DENISE: Blanka Heirman

PRODUCTION
Director: Felix van Groeningen
Screen Play: Carl Joos, Felix van Groeningen
Producer: Dirk Impens
Co Producer: Topkapi Films
Line Producer: Johan Van den Driessche
Photography: Ruben Impens
Editing: Nico Leunen
Sound: Jan Deca
Sound Design: Michel Schöpping
Production Design: Kurt Rigolle
Costume Design: Ann Lauwerys
Make-up Diana Dressen
Original Sound Track: The Broken Circle Breakdown Band led by Bjorn Eriksson

 

PHOTO COPY RIGHT : Thomas Dhaenens

with the courtesy of MENUET and Kinepolis